| 12月10日のWARUKO |
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| 「イマジン 後編」 |
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にゃんとWARUKO2号は、新鮮お野菜たっぷりの、広島風つけめんを前にしていました!
そうなんです! WARUKO2号はね、WARUKOmama&papaに連れられて…… |
| 海の中に立つ、あの厳島神社が有名な、広島に来ていました。
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潮が引くと、それまで海に浮いてるみたいだった鳥居の方まで歩いて行けるんです。
海が遠ざかった砂地には、アサリが沢山残されていて、修学旅行生達がきゃあきゃあ騒いでいました。
ここにも、のどかで平和な風景が広がっています。 |
WARUKO・B号は、WARUKOとWARUKO・A号のところに来て言いました。
「ねぇねぇ、分身達、遠くにお出掛けしてる! 私達もどっか遊びに行こうよ!」 |
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「ねぇってば!分身達ばっかりお出掛けにゃんて、ずるいよ!」
「分身達はWARUKO達の分まで楽しんでくれてるんだから、ずるいにゃんて、言っちゃダメだにゃん!」
折角楽しい夢の想像をしていたのに、うるさいB号に、WARUKOは背中を向けて言いました。 |
「にゃんだよ……WARUKOったら……あり得ない想像ばっかりして、何が面白いんだよ……」
B号はちょっといじけてしまいました。 |
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そこへA号がやって来て言いました。
「あんまりわがまま言わない方がいいよ。WARUKOが困るにゃん」
「いい子ぶっちゃって!A号にゃんか、きらいだ!」 |
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「にゃんでそんな言い方するんだよ!かわいくにゃいな!」
と、怒ったA号は、思わずB号の頭をポカッとやってしました。 |
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「にゃにするんだよ!」
と、今度はB号がA号にゴツンと頭突き! |
| 「こらこら! 暴力反対! 喧嘩はダメだにゃん!」とWARUKOが声をかけるとA号とB号は…… |
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そのときです。WARUKOの耳に、広島にいるWARUKO2号の、悲痛な叫び声が飛び込んで来ました。
「どうしてこんなバカなことしたの!?」
その声は…… |
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喧嘩していたA号とB号の耳にも…… |
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そして、WARUKO1号とナナちゃんの耳にも届きました。 |
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WARUKO2号の目の前には、ボロボロになった衣服や…… |
| 強烈な熱波でひしゃげたガラス瓶…… |
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四つ重なった形で固まってしまっているお茶碗……などがありました。それらは全て…… |
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廃墟にしてしまったあの日のことを、忘れない為に作られた博物館に展示されているものでした。 |
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広島平和記念公園。そこにたむけられた沢山の千羽鶴の前で、WARUKO2号はただ祈るしかありませんでした。祈ることしかできませんでした。 |
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| WARUKO2号の祈りを聞いたWARUKO1号とナナちゃんも…… |
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そしてWARUKO達も、人間はおかしいと話し合っていました。
にゃんこだってわんこだって、喧嘩することはあるよ。でも人間みたいに武器なんか使わにゃい。 |
にゃんで人間は学習しないんだろう。こんなに悲惨な過去がありながら、にゃんで人間は核を作り続けるの? 核の為に世界中で使われたお金は一体いくらなの? それだけのお金があったら、飢えて死んで行く子供達を救えるんじゃないの? どうしてのどかで平和な大地から、ありとあらゆる命を奪い、地球をまるごと殺しちゃうようなものを、お金をかけて作るの?
WARUKOmamaも思います。「ヒロシマ」と「ナガサキ」に、ピカドンを落としたことは、人類の歴史上、最悪の過ちです。余りにも愚かな過ちです。それなのに、なぜいまだに沢山の国が、核を持ち続けているのでしょう。これはとてつもない脅威です。
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| WARUKOは、お留守番していた分身、3号と4号も呼んで、皆で仲良く「平和」への祈りを捧げました。世界中が、平和と幸福に包まれている姿を想像しながら…… |
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忘れないで、世界中の「おえらいさん」。ここに原爆ドームはあるんです。人類史上最悪の、愚か過ぎる過ちの傷跡です。いつかきっと、皆一斉に、核を捨ててくれる日は来ますよね。そして、戦争がなくなる日は来ますよね。 |
戦争は、悲しみと憎しみしか生みません。
「戦争」と辞書で引くと、闘い、戦、合戦、武力による国家間の闘争とあります。反対語辞典を引くと、「戦争」の反対語は「平和」です。今現在、地球上に、「国家間の武力闘争」と言える戦場は、ないと言えるのかもしれません。でも今、地球が平和とは絶対に言えません。一体どれだけの人が犠牲になれば、地球は平和になるんでしょう。今まで流して来た涙と血、絶たれてしまった尊い命では、まだ足りないのでしょうか……
「イマジン」……あのジョン・レノンの名曲を、あの歌詞を、世界中の人が心を一つにして歌えたらいいのに。宗教も国も人種も関係ない、「地球人」として。 |
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