| 9月5日のWARUKO |
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| 「ペリカンに乗ったWARUKO1号」 |
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仕事で大阪に行ってたWARUKOmamaは、帰って来るなりWARUKO2号達の前に正座して、いかにも「大阪」なお土産を差し出しました。
大阪に連れて行って貰ったのは、またしてもWARUKO1号。
だから正座でお土産なんて、連れてって貰えなかったWARUKO2号達に気を使ったんだにゃん……
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| と思いきや、WARUKOmamaはとんでもないことをしでかしていたんです! |
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WARUKOmamaのしでかした、あまりにもなことを聞き、WARUKO2号達はひっくり返ってしまいました。
そしてすぐにWARUKOのところへ行き、
ご報告
。
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大変だにゃん、WARUKO! WARUKOmamaったらね!
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エエ”ーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!
WARUKOもあまりにもあまりのことに愕然です。 |
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どういうことだにゃん、WARUKOmama!
WARUKOは目をつり上げて、
WARUKOmamaに迫りました。
「ご、ごめんなさい!」
WARUKOmamaは手をついて謝りました。
にゃんとWARUKOmamaはですね……
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お泊まりした大阪のホテルに、WARUKO1号を置き去りにしちゃったんです!
「でも大丈夫だから! ホテルに電話して聞いたら、WARUKO1号はお部屋でじっとしてたから!」 |
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「ホントだにゃん!? ホントにWARUKO1号は無事にゃんだにゃん!?」
WARUKOはWARUKOmamaに何度も聞きました。
「無事。大丈夫。明日帰って来るから!」
WARUKOmamaはペコペコしながら言いました。 |
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そして翌日、届いたものは、ペリカン便! |
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ペリカンに運ばれた、WARUKO1号が出て来たんです! |
「よかったにゃん! WARUKO1号!」
WARUKO2号達はすぐさまWARUKO1号に駆け寄りました。
「でも大丈夫だった!? 心細くなかった!?」
口々に聞くWARUKO2号達に、WARUKO1号は、申し訳なさそうに小さくなってるWARUKOmamaのことを気づかって、「全然平気だよ」と言ってくれました。
そしてね…… |
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WARUKOmamaのお仕事帰りに、大阪名物のどて焼き屋さんに行って…… |
おいしいどて焼きやら、大阪風おでんを食べたお土産話なんかをしてくれました。
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WARUKOも四人揃った分身達を見つめて、心底本当にホッとなりました。 |
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ホントによかった……
あのままWARUKO1号がいなくなっちゃったら、ホントに身を切られるほどつらいにゃん。 |
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そして安心したWARUKOは、クターッとなって眠ってしまいました。
いくらWARUKOmamaが大丈夫って言ったって、やっぱりちゃんとWARUKO1号の顔を見ないと、心配で心配でならなかったのです。
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ホントにごめんね。WARUKOmamaは猛反省しています。
WARUKOmamaがWARUKO1号を置き去りにしたことに気付いたのは、新幹線のホームでした。新幹線に乗ったWARUKO1号の写真を撮ろうと思って、気がついたんです。
その瞬間、WARUKOmamaの顔には、ダーーーーン!と、ちびまるこちゃんがショックを受けたときの如き縦線が入りました。ホンットに血の気が引くとはあのことです。ホンットに顔に縦線、入るんです!
そしてすぐに104で泊まったホテルの電話番号を聞いて、電話しました。
「サ、サイドテーブルに、猫の置物を忘れちゃったんです!探して下さい!」
口、あわあわで、WARUKOmamaはホテルの人に伝えました。
「お調べして、折り返しお電話致します」との丁寧な受け答え。
でも「折り返されるまで」の、まぁ、長いこと、長いこと!……って、多分十分くらいのモンなんですけどね。
だけど新幹線は走り出しちゃったワケですよ。「後ろ髪ひかれる」って言葉も、痛感しましたですよ、WARUKOmamaは!
ホントに、髪の毛の先が泊まったホテルに結びつけられてて、ぶぃーーーーーーーんと髪の毛がお菊人形のように伸びて行く感じっていうんですかね。
そして携帯をギュッと握りしめて、ひたすらWARUKO1号の無事を祈りました。
ほんっとに泣きそうでした。
何てことしちゃったんだろう……このままWARUKO1号に会えなかったらどうしよう……もしかして今頃もう、ゴミに出されちゃって、そんでもって、運ばれて行く先は焼却炉で、そんでもってWARUKO1号は……その焼却炉で……うぎゃーーーーーっ! やめてぇーーーっ!とイヤな想像ばっかりしちゃって、殆どパニックです!
そして突然、握りしめてた携帯がブルブル震えたんですよ。まさに飛び上がるくらい心臓バックン!
お願いだから、 「誠に申し訳ありませんが……」なんてそんな言葉を言わないで! と祈りながら出ると、「お客様、猫の置物、確かに見つかりました」とのお言葉。
その瞬間、WARUKOmamaは全身の力が抜けちゃいました。
そしてほんっとに涙ぐんじゃいました。
「着払いで送って下さい! お願いします! 私にとっては大事な猫なんです!」とホテルの方にお願いしました。
そしてWARUKO1号は、ペリカンに乗って、無事に東京に帰って来たんです。
着払い料金、八百四十円。
ぶっちゃけますとね、WARUKO1号達は四人で八百円のとってもお安いにゃんこ達なのですよ。たかだか二百円の猫の置物に、八百四十円かけるなんてバカみたいと言われるかもしれません。「新しいの、買えばいいじゃん」かもしれません。
でもWARUKOmamaにとっては、お金じゃないんですよ。あの子達をWARUKOの分身にしたときから、ホントに魂、吹き込まれちゃってるんですよ。だからWARUKO1号が見つかったとき、ほんっとにホッとして嬉しくて、丁寧な応対して下さったホテルの方には大感謝で、足向けて寝られない、まで思っちゃったんですよ。
このことで、WARUKOmamaは「愛って育つんだ。情ってホントに湧き出るものなんだ」と実感してしまいました。八百円で買われて来て、ただ飾られてただけのときには、こんな気持ちは生まれてませんでした。でもWARUKOの分身として、いつも側にいるうちに、どんどん愛情が育っちゃって、気がついたらもうどうにも止まらないほど、大切になっちゃってたんです。
「育っちゃった愛」、守ります。大事にします。
ホントにごめんね、WARUKO1号。もう二度とこんなことがないようにWARUKOmamaは気をつけます。いつもやってる忘れ物ないかの指さし確認、「お財布、携帯、カード入れ」に、今度から「WARUKO」を足すことにします。
「お財布、携帯、カード入れ、WARUKO」
うーん……ゴロが悪いな……
「WARUKO、携帯、お財布、カード入れ」
うん。これにしようっと。
もう絶対に、二度と、縦線のちびまるこちゃんにも、後ろ髪のお菊人形にもならないぞっ! |
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