| 7月14日のWARUKO |
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| 「初めてのお泊まり旅行」 |
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WARUKOがソファでくつろいでいたら、WARUKOmamaが言いました。「WARUKO、九州に行くよ!」 |
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「え!? 九州!?」
「そうだよ。だから、WARUKOも早く分身の術を使って、WARUKO1号に乗り移らなきゃ!」
突然そんなこと言われても、ここんとこ、さっぱり分身の術を使ってなかったWARUKOは、やり方を忘れていました。 |
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……どうするんだっけ……
WARUKOは座ったまんま、考え込んでしまいました。えっとぉ……えっとぉ…… |
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そうだ! た、確か、こんなとこから、WARUKO1号を出すんじゃなかったっけ……
は、はじゅかしい…… |
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ハジライWARUKOの喉をやさしーく撫でながら、
WARUKOpapaがおまじないを唱え始めました。
○※?※△※?※□※……
そしていつしかWARUKOはトロトロと気持ちよくなり……
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夢とうつつのまん中で、無事WARUKO1号を分身させました。 |
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WARUKOはWARUKO1号に言いました。「お前はWARUKO。お前がWARUKO。本物WARUKOに成り代わり、WARUKOmamaとWARUKOpapaと、九州へ行っておいで」
そしてWARUKO1号に乗り移ったWARUKOは何と! |
ジャーーーーーーーーン!
生まれて初めて、飛行機に乗ったんです! 視界一杯に広がる真っ白な雲は、まるでふわっふわの綿菓子でできたじゅうたんみたい!
その上には、びっくりするほど真っ青な空がどこまでも続いてる! |
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WARUKOはあまりにも綺麗な澄んだ空の青に吸い込まれそうな気持ちでした。だって、WARUKOがいつもベランダから見上げている空の色と全然違うんだもん。 |
WARUKOは飛行機の窓からしか見られないこの空の景色を、いつまでも見ていたかったけど、東京、九州間なんて、飛行機じゃビュンとひとッ飛び。アッと言う間です。
そして目的地、九州は熊本に到着。
そこで、WARUKOはまたまた初体験をしました。
それは…… |
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ジャジャーーーーーン! 結婚式!
その日、熊本に住んでいるWARUKOmamaのイトコの祥子ちゃんが、お嫁さんになったんです!花嫁衣装の祥子ちゃんの笑顔はピカピカで、幸せに溢れていました。 |
そして祥子ちゃんのお相手の方ですが……実はWARUKOmamaとWARUKOpapaは、その日が初対面。
こういうときのご挨拶、WARUKOmamaはいつも何かちょっと困ります。初めて会った人に、「おめでとうございます。お幸せに」って言うのも、招いてくれた人に、「ステキな人ね」なんて言うのも、どうも上っ面だけの言葉の気がして、ぎこちなくなっちゃうんです。そんでもって、それ以上、何話していいかわからなくて、早く他の人も来てくれないかな、なんて、目が泳いじゃったりなんかして。
ところが! 何と、祥子ちゃんのお相手が、プロレス好きと判明したんです!
その瞬間!
「いやぁ、素晴らしい趣味をお持ちで! 私達夫婦もプロレス大好きなんですよぉ!」「祥子ちゃん、いい人に巡り逢えたのねぇ!?」
なんて、一瞬のウチに照れ臭さもぎこちなさも消えちゃって、ホントに笑顔になれちゃうんだから、プロレス好きってフシギです。
他のスポーツよりもマイナーだから、仲間意識が強いんでしょうね。 |
| そしていよいよ披露宴が始まりました。WARUKOの興味は、何と言っても生まれて初めて見るフランス料理です。 |
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フランス料理とはいえ、流石にここは熊本! 一番最初に出て来た一口オードブルは、何と馬刺し! |
そしてオードブル、スープに続いて、次々に豪華なお料理が運ばれてきました。
フォアグラぁ! 上には甘いイチジクと、サクサクのパイがのっていました。 |
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そして伊勢海老ぃ!
人間は、いろんなモンを食べられていいにゃんとWARUKOが思っていると、突然、披露宴会場に、WARUKOにも聞き覚えのある、ド派手な音楽が流れてきました。
それはにゃんと! |
プロレスラー、蝶野正洋の入場テーマ曲だぁ! そして会場スクリーンには蝶野の映像が!
「新郎様が、新婦様より一足先にお色直しを終えられました!」との司会者の言葉と同時に、彼はにゃんと、サングラスをかけ、蝶野のポーズで登場したのです!
「ナニアレ……」とプロレスを知らない方々が呆気にとられる中、それまで料理に夢中だったWARUKOmamaとWARUKOpapaは、思わずナイフとフォークを置いて大拍手! |
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「やっぱりいい人だぁ! いやいや、いいヤツだぁ!」と、「いい人」から「いいヤツ」にまでなっちゃった!
彼が最後のご挨拶のときに、緊張して言葉が出て来なかったりしたのが、また、何とも愛しくて、「ヤツはいい。マジでいい」なんて、昔っから知ってる人みたいに思えちゃったんですよねぇ。
いやあ、ホント、実に楽しくて、ステキな披露宴でした。
でもね……WARUKOmamaとWARUKOpapaが、そんな楽しいときを熊本で過ごしている頃、東京の本物WARUKOは…… |
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独りぼっちでした…… |
分身の術を使えるようになって、ちょびっとは楽しめるようになったけど、でも、本物WARUKOが独りぼっちにかわりはありません。
WARUKOはいじけてました。 |
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イジケWARUKOはその晩、ソファの隅っこに顔を突っ込んで、独りぼっちで眠りました。 |
WARUKOmama達が九州から帰ると、WARUKOは普段使わない和室の隅っこで丸くなっていました。そして帰って来たWARUKOmama達を見て、うらめしそうに、にゃあと鳴きました。
ごめんね、WARUKO。独りぼっちにして。 |
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ホントにWARUKOmamaも思うよ。本物WARUKOをどこへでも一緒に連れて行けたらいいなぁって。どんなに楽しい時間過ごしててもね、ホテルに帰ると、WARUKOは何してるのかなって思うんだよ。携帯に入ってるWARUKOの写真や画像見たりなんかして。ホントにどこでもドアがあって、そこからWARUKOが来てくれればいいのにって思う。旅行に出るのは、これがつらいよね。家にいれば、すぐに抱っこして、ムギューッして、クンクンできるのに。
WARUKOmamaはホントにWARUKOを溺愛しています。超溺愛です。
そう言えば、お嫁に行った祥子ちゃんチにもワンコがいました。実家に残したワンコに会いたいよぉ! って思うときもあるだろうなぁ。それまでずっと一緒に生活して来たんだもんね。
でも今はやっぱりワンコよりも、勿論旦那様だよね。プロレス好きのとってもいいヤツ。ステキな彼と、いつまでもどこまでも、心からお幸せに!
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