| 5月21日のWARUKO |
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| 「初めてのメルトモ」 |
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WARUKOが最近はまっているもの……それはメールです。にゃんとですね!
WARUKOにも初めてのメルトモができていたのです!しかも男の子! *^_^* |
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彼はすず丸君という紙粘土にゃんこです。すず丸君は、すず丸君ママと一緒にWARUKOmama日記を読むようになって、WARUKOのことが大好きになったのだそうです。
WARUKOの方もすず丸君が大好きになり、よく相談事を持ちかけるようになっていました。 |
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WARUKOには仲良しきょうだいのA号とB号、そして分身達、1号から4号までの家族がいるけど、(きょうだい誕生話は去年の9月26日、 分身誕生話は、去年の4月19日の日記にあるにゃん)あのコ達に相談すると、意見がバラバラで、しっちゃかめっちゃかの大騒ぎになっちゃうし、メルトモだからこそ話しやすいってこと、ありますもんね。 |
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そして今日もWARUKOはすず丸君に、一生懸命相談メールを書いていました。
「今日、mamaが真っ黒な装いで、出掛けて行ったんです。ああいうカッコしてお出掛けした日は、いつも落ち込んで帰って来ます。mamaを元気づけるにはどうしたらいいかにゃあ……」
WARUKOはすず丸君に問いかけました。 |
「う〜ん……どうしたらいいかにゃあ……」
WARUKOからのメールを読んだすず丸君は考え込みました。 |
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「う〜ん……う〜ん……」
すず丸君がWARUKOの為に一生懸命考えてくれているとき、WARUKOもまた…… |
「う〜ん……う〜ん……」と、すず丸君とおんなじカッコで悩んでいました。
それにしても、やっぱり気がかりなのは、今のmamaの様子です。WARUKOは千里眼の術を使って、mamaの居場所を見てみることにしました。 |
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意識を集中して……
「mamaは一体どうしてる……mamaは一体どうしてる……」
そしてWARUKOの心の目には、mamaの姿が見えて来ました。
黒いカッコの人たちがうじゃうじゃいる中、mamaは初老の男性の遺影に向かって手を合わせ、心の中で呟いていました。
「さよなら……クソジジィ……」
クソジジィと言ったその瞬間、mamaの目頭が突然熱くなったのをWARUKOは感じ取りました。 |
うーん……こりゃあちょっと重症かもしれないにゃあ……
やっぱりメールチェックして、すず丸君のご意見を聞かなくちゃ。 |
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WARUKOはにゃんこだから、「マウス」の扱いはお手の物。
そしてすず丸君からは、とってもステキなアイディアが送られて来ていたのです!
流石、すず丸君!
WARUKOは、mamaが帰って来るなり、すず丸君が立ててくれた「mamaを元気するぞ大作戦」を敢行しました。 |
まずは作戦その1。
メッチャかわいいカッコで「お帰りなさい」を言う。
そしたら絶対にmamaはWARUKOを抱っこするから、そこですかさず作戦その2。 |
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WARUKOの方からmamaにハナハナチュッチュをしてあげる。そしてシメの作戦その3。 |
「mamaのたってのお願い、きいてあげるにゃん!」とウインクして言う。
実はね、mamaからいつもお願いされてたけど、WARUKOがイヤがって逃げ回ってたことがあるんです。
それは…… |
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mamaと一緒にバランスボール!(バランスボール話は3月27日の日記にあるにゃん)
つらいときや悲しいときは、じっとしてないで体を動かした方がいいんだにゃん!
すず丸君はホントにいいトコに気付いてくれました。 |
帰って来たばっかりのmamaは、やっぱりちょっと凹んでたけど、でもWARUKOと一緒にボヨンボヨンするウチに、いつもの脳天気な表情が戻りました。
いつまでもジメジメジトジトグシュグシュしててもしょうがないもんね。 |
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この日、mamaが出掛けた先は、ある人を偲ぶ会でした。彼は十年前にmamaが一緒に仕事をしていた人で、mamaよりも三十近くも年上。ジェネレーションギャップもあって、ことごとく意見が食い違い、「俺のこと、クソジジイとか言って、陰口叩いてるんだろ」と言われれば、「はい、叩きまくりです」なんて、冗談半分、マジ半分で言い返したものでした。最後の最後まで、彼と意見が合うことはありませんでした。どうしてこんなにも合わないのか、笑っちゃうほど、ものの見方も捉え方も、感じ方も考え方も違いました。
あれから十年の歳月を経た今のmamaが彼と仕事をしたなら……きっとあのときほどの衝突はなく、もっと円滑に仕事を進められたのではないかな……なんて、あり得ない「もしも」を空想してしまいます。
でもね、やっぱりあの頃のmamaが、あの頃のあの彼に出逢えたことが、mamaにとってはよかったんだと今は思えます。とっても狭かったmamaの視野やキャパシティーを、グイッとこじ開けるように広げてくれたのは間違いなく、あの頃のあの彼なのだから。
彼のことは、当時の仲間と会うたびに思い出し、悪口で盛り上がります。憎まれっ子世にはばかると言うけれど、憎まれジジィ、記憶にはびこってます。
ホント、しぶといよ、クソジジイ。だけど皆、あなたと過ごした時間を、ムカツいたけど、大事なものだったと、じんわり思ってるよ。だからやっぱり、今は感謝の気持ちがじわじわ沸いて来るよ。なので心の底から叫んじゃう。
「ありがとう! クソジジィーーーーーーーーーッ!」
WARUKOと一緒のバランスボールのお蔭で、ジメッとしていた気持ちを汗と共にカラッと流すことができたmamaは、「ありがとぉ! ムギュッ!」とWARUKOを抱きしめると、一人でさっさとお風呂場へ行ってしまいました。
残されたWARUKOはと言えば……
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papaの腕の中でバタンQです。
すず丸君の立ててくれた作戦は大成功。だけど運動が大の苦手なWARUKOはクタクタのヘトヘトのボロボロです。
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そんなWARUKOを見つめ、papaは言いました。
「mamaの為にありがとう、WARUKO。すず丸君にも、明日ちゃんとメールを書いてね。君達はホントに人の心を癒す天才だよ」
「でもにゃあ……もうちょっとほっといて、おとなしメなmamaでいてくれても、よかったかにゃあ……」
WARUKOは溜め息まじりに言いました。
風呂場から、mamaのとてつもなくでっかく威勢のいい、オンチな歌声が聞こえます。
「♪ 燃やせ燃やせ、怒りを燃やせ! 走れ走れ、明日へ走れ! 怒りの炎が、天を突き破る! 廃墟の中から立ち上がれ、ライガーッ!」
プロレスラー、獣身サンダーライガーの入場テーマ曲でした……。 |
そのやかましい歌声もジャマにならないほどに疲れ切っていたWARUKOは、papaの腕枕の中で、いつしか眠ってしまいました。
すず丸君に、「作戦大成功!」と、お礼 メールを書いてる夢を見ながら……。
※ Special thanks to SUZUMARU & SUZUMARUmama,Touo-san.(^o^)&m(__)m&V(^0^) |
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