| 3月7日のWARUKO |
 |
| 「通り道」 |
 |
| |
 |
 |
WARUKOがソファのド真ん中で、うとうとと気持ちよぉくうたた寝していると、WARUKOの分身、2号達がやって来ました。
(WARUKOの分身誕生話は去年の4月19日の日記にあるにゃん)
|
「ねぇねぇ、WARUKOmamaとpapa、またWARUKO1号だけ連れて、どっかお出掛けしちゃったよ!」
WARUKOの分身達が騒ぎ立てました。
「うるさいにゃあ……折角気持ちよく居眠りしてたのに……」と、WARUKOはちょびっと不機嫌です。
するとそこへ、WARUKOきょうだいのA号とB号までやって来て言いました。
(WARUKOきょうだいのお話は去年の9月26日の日記にあるにゃん) |
 |
 |
 |
 |
 |
「 ねぇねぇ、皆で千里眼の術を使って、WARUKO1号が何してるのか見てみようよ!」
「めんどくさいにゃあ……」と、WARUKOはあまり乗り気ではなかったけど、皆がうるさいので仕方なく、千里眼の術を使ってみることにしました。 |
 |
WARUKO達は一生懸命、WARUKO1号に意識を集中させました。
「WARUKO1号、にゃにしてる……WARUKO1号、にゃにしてる……」 |
 |
 |
 |
 |
そしてWARUKOの目に見えて来たものは…… |
 |
 |
 |
何と!WARUKO1号は、あのスターウォーズのヨーダみたいに、ちっこくて妙な生き物と一緒にいるではありませんか!
「違うよ、WARUKO! 私が一緒にいるのは、ヨーダなんかじゃなくて……」 |
「人間の赤ちゃんだよ!」
WARUKO1号は、テレパシーでWARUKO達に説明しました。
実はWARUKOpapaの妹が、元気な男の子を無事出産、WARUKOmama達は赤ちゃんのお顔を見に、WARUKOpapaの実家に来ていたのでした。
生まれてまだ十一日目の赤ちゃんは、ホントにふにゃふにゃのふにふにで、おかあさんとなったWARUKOpapa妹自ら、「泣き顔、ヨーダみたいだよ」と、のたまります。 |
 |
 |
 |
 |
 |
「WARUKOpapaが抱っこすると、目を開けて、WARUKO1号をじっと見つめる赤ちゃん。でもまだちゃんとは見えてないんだよね。それでもそのつぶらな瞳はきらきらしていて、白目なんか透き通るみたいに蒼白くて、本当に何てピュアなんでしょう。一番最初にその目で見るものは、やっぱりおかあさんの顔なのかな。それともおとうさんの顔なのかな。 |
ミルクの時間になると、WARUKO1号が見つめる中、赤ちゃんは元気にゴクゴクとミルクを飲みました。
そんな赤ちゃんを見て、WARUKOmamaは思いました。
赤ちゃんは未来のかたまり。
これからどこまで大きくなるの? これからその目で見るもの、その手で触るもの、その足で歩く場所、その胸に感じること、学ぶこと、無限にあるんだよね。
そしてそんな君に注がれるおかあさん、おとうさんの愛も無限大。 |
 |
 |
 |
 |
 |
一方、お留守番中のWARUKO達はと言えば、何と、WARUKOmamaが「ヨーダ」時代のアルバムを引っ張り出していました。
「WARUKOmamaにもこんな時代があったにゃんて、信じられにゃいなぁ」と、WARUKO達は赤ちゃんWARUKOmamaに興味津々。 |
これがWARUKOmamaヨーダでございます。
うっひゃあ! セピアなヨーダですよぉ! ヨーダ時代の写真がモノクロにゃんて、年がモロバレだ……
|
 |
 |
 |
 |
そしてそのアルバムの中には、赤ちゃんWARUKOmamaを肩車する、WARUKOmama父、即ち、WARUKOgran'paの姿がありました。今のWARUKOmamaよりもうんと年下の、髪も黒々としているWARUKOgran’pa……その笑顔は、もうアルバムの中にしかありません。
|
WARUKOmamaも、WARUKOgran'paから沢山、山ほど愛されて、夢とか希望とか期待とか、一杯、山盛り託されて、育てられたんですよねぇ。だけどWARUKOmamaは子供の頃から、やることなすこと、WARUKOgran’paを呆れさせたり、がっかりさせたりすることばかり。いい年して、未だにWARUKOgran'maとは、顔をあわせれば、くだらん口喧嘩の毎日です。きっとWARUKOgran'paは、天国で苦笑いばかりしていることでしょう。
|
 |
 |
でもね、WARUKOmamaは自分の人生、キライじゃありません。もう半分近くまで来ちゃったけれど、残されたあと半分の未来、大事に生きて行きたいな。だって折角WARUKOgran’pa&gran’maがくれたものだから。
人生は、無から始まって無へ帰る通り道。たった一度しか歩けない。そして絶対に後戻りできない。その道程は山あり谷ありで、つらいこと悲しいことも一杯あるけど、でも花が咲いたり実を結んだり、嬉しいこと楽しいことも必ず見つかるから素敵なんだよね。だからWARUKOmamaが思うに、「通り道」は、長ければ長いほどいいような気がします。だって「素敵」に沢山出逢えるから。その為には、WARUKOmamaもそろそろ天国のWARUKOgran'paを呆れさせるような、無茶無理無謀は控えなくちゃにゃあと思います。
残りの人生、できる限り沢山の「素敵」を…… |
 |
 |
世界一大事な家族と一緒に、
分け合えるように。
WARUKOpapa妹の赤ちゃんへ。
君も歩き出すんだね。世界一君を愛してくれる、おかあさんとおとうさんと一緒に。君の前には、まるごと未来の、とっても長い道がある。
体、健やかに、心、あったかく、笑顔、たっぷりに、大きくなって行ってください。 |
|
|